2007年04月09日

厚生年金制度が変わります

4月より厚生年金制度が変わります。


今まで70歳以上の方は、
厚生年金制度が適用される企業に勤めていても、
「老齢厚生年金」は満額受給可能でした。


しかし 4月からは・・・・、
70歳以上(昭和12年4月2日以降お生まれの方)の方に対しても、
65~70歳までの在職老齢年金(いわゆる「年金カット」)の仕組みが適用されます。

私のお客先である企業には、
70歳をすぎられてもキャリアを活かし、総務・経理部長や嘱託社員として
バリバリ仕事をこなしている方が複数いらっしゃいます。


どの方も社内で頼りにされているようです。



先日、お客様先にお邪魔した際、
私の直接担当をして頂いている71歳の総務部長さんは、


「いや、年金がカットされるなら、もうリタイヤしようかと思いました。」


とおっしゃっていました・・・・・・。
(この方は、昭和10年生まれのため、年金カットされません。)



この71歳の総務部長さん。


社内のお父さん役も兼ねているようで、
女子社員や、将来に悩んだりする若い社員から相談を受けたりするようです。


私も個人的に大変好意・好感を持ってます。




少子高齢化のため、年金財源が厳しいのも現実です。


しかし「少子化」ということは、労働力人口が減っていること。


高齢でも(高齢だからこその)キャリア、
また労働意欲を持っていらっしゃる方の気持ちが、
削がれてしまいそうな今回の制度改定には複雑な気持ちです。




―制度内容の詳細はこちら―

厚生年金 制度変更内容  社会保険庁のHP